住宅性能

2024.03.04

家の湿度の適正は何%?適正でない場合のデメリットや保つ方法も

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湿度が高いとジメジメして不愉快ですが、湿度が低くても乾燥してしまうのが悩みどころですよね。

 

今回のコラムでは快適な暮らしを目指すためのポイントの一つ、湿度について解説します。

家の湿度や温度で目指すべき適正値やその理由、湿度を適正に保つ方法などをご紹介します。

 

家の湿度に悩まされづらい「FPの家」の施工事例もご紹介しますので、あわせてご覧くださいね!

湿度計

 

家の湿度は何%が適正?

人間が快適に過ごせる湿度は、40~60%が目安といわれています。

 

夏は室温25~28℃、湿度50~60%、冬は室温18~25℃、湿度40~50%を目安に、温度と湿度の調整を目指しましょう。

 

夏と冬で適正値が違うのは、温度と湿度には深い関係があり、気温が高いほど空気中にたくさんの水蒸気(湿度)を含むからです。

同じ温度であっても湿度が高いほど暑く感じ、湿度が低いほど寒く感じますよ。

 

また、睡眠時は室内を25~28℃、湿度を50~60%に、布団の中を温度が33℃前後、湿度が50%前後になるように整えるのが理想的といわれています。

活動時よりも少し体温を下げることで、深く眠れ、質の良い睡眠につながります。

 

湿度や温度の感じ方には個人差もあるため、温度と湿度のバランスを取りながら適正値の中で快適な環境を整えましょう。

 

なお、1歳未満の赤ちゃんはまだ自分で温度調節がうまくできません。

適正な温度・湿度は大人とそう変わりませんが、温度計や湿度計でこまめにチェックするなど、周りの大人が気にかけてあげましょう。

 

 

湿度が適正ではない場合のデメリット

家の湿度が高すぎるとジメジメとして不快ですし、湿気から結露が発生してしまいます。

 

結露は腐食やカビで大切な家を傷めるのに加え、カビの胞子はぜんそくやアトピー性皮膚炎などアレルギー症状の原因にもなります。

また、カビの死骸をエサとしてダニも増えてしまい、ダニもまたアレルギー症状の原因に。

 

室内の湿度が60%を超えると、カビやダニが増加するといわれています。

 

また、温度20~30℃、湿度60%以上の環境は雑菌が増殖しやすく、食中毒にも注意が必要です。

 

一方、家の湿度が低すぎると、肌や喉の乾燥、ドライアイなどが気になってきます。

肌の水分や皮脂が減少して、肌荒れやかゆみを引き起こすことも。

湿度40%以下はインフルエンザなどのウイルスが活性化しやすい環境なので、感染症への感染の心配も増えてしまいます。

 

また、乾燥による隠れ脱水や、静電気で精密機器が誤作動を起こす可能性があることも知っておきましょう。

 

 

家の湿度を適正に保つ方法

加湿器

家の湿度を適正に保つために今すぐ取り組める方法をご紹介します!

 

【湿度を上げる方法】

  • 加湿器を使う
  • 洗濯物を部屋干しする
  • 水を入れたコップを置く
  • 霧吹きを部屋に吹きかける

 

乾燥する冬などは、加湿器を使って湿度を確保するのが確実です!

すぐに加湿器を用意できない場合は、洗濯物の部屋干しや、水を入れたコップを置く、霧吹きを部屋に吹きかけるなどの工夫でも乾燥を改善できますので、試してみてくださいね。

 

【湿度を下げる方法】

  • 窓を開けて換気をする
  • サーキュレーターを回す
  • 料理中や入浴後は換気扇を回す
  • 除湿器を使う
  • エアコンで除湿運転をする

 

湿度が高くなりがちな夏は、換気や除湿器、エアコンの除湿運転で対策を!

空気が停滞すると湿気がたまって湿度が上がるので、サーキュレーターや換気扇で空気を循環させることも大切です。

 

窓を開けて換気をする場合は、外の湿度が低い時間帯(午後の早いタイミング)に行い、対角線に位置する窓を2カ所開けましょう。

雨が降っているなど、外の湿度が高い状態のときは、窓を開けるとかえって湿度が上がってしまうので避けてくださいね。

 

家の湿度に悩まされづらい「FPの家」

「FPの家」は、柱と柱の間にFPウレタン断熱パネルを隙間なく組み込み、さらに専用のテープで密閉する徹底した気密施工!

厳重な気密対策により家の隙間をできるだけなくし、外の湿った空気や乾燥した空気の出入りは最小限にします。

 

高い気密性と24時間換気システムによる計画換気で、湿った空気が室内にこもることもありません。

 

24時間換気システムは1時間に0.5回の換気を実施。

湿気はもちろん、空気中に含まれるホコリやチリ、汚染物質なども排出して、いつでもクリーンな室内環境を実現します!

 

快適な室内環境を実現した「FPの家」の施工事例もご紹介します。

 

結露から解放された快適な家

以前住まれていたマンションでは、毎日のように続く結露掃除やカビに悩まされていたというご家族。

「FPの家」が構造や施工方法から取り組む結露対策や耐震性能に魅力を感じて、住み替えを決意されました。

 

「FPの家」に引越してからは、「結露は一度も感じないし、拭いたこともない」と笑顔に。

家の中では花粉症の症状もほとんど感じず、気管支のトラブルも大幅に軽減したと空気環境の良さに喜ばれています。

 

住まいの湿度やカビ・乾燥について、こちらのコラムでも詳しく解説しています。

ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。

カビの生えない家の特徴とは?カビの生えやすい場所や健康被害も解説

高断熱高気密住宅は乾燥する?そういわれる理由や乾燥対策をチェック

 

 

家の湿度を適正に保てば快適・健康に過ごせる

家の湿度は40~60%程度が快適に過ごせる適正値。

季節や状況によっても変わり、夏は室温25~28℃・湿度50~60%、冬は室温18~25℃・湿度40~50%が目安です。

 

湿度が高いと結露やカビ、ダニが発生し、健康被害や建物へのダメージがありますし、湿度が低いと肌や喉の乾燥、ウイルスの活性化による感染症などの心配も増えてしまいます。

 

家の湿度を適正に保つには、必要に応じて部屋干しや加湿器、除湿器、換気などを行いましょう。

気密性の高い住宅と24時間換気の組み合わせは、外気の湿度に影響を受けづらいです。

 

快適で住み良い住宅を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!

 

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