家づくりの知識

2024.03.11

注文住宅を建てる流れとは?費用を支払うタイミングもご紹介

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注文住宅の建築は時間と費用がかかりますので、事前にしっかり準備と計画を立てた上で進めたいものですよね。

 

そこで今回のコラムでは、注文住宅建築の流れとかかる費用を一気に紹介!

家づくりはどんな流れで進めるものか、どのタイミングでどんな費用がかかるのかを知っておくことで、不安なく準備や計画が進められますよ。

 

これから注文住宅を検討したいという方は、全体の流れをぜひ確認しておいてくださいね。

注文住宅

 

注文住宅を建てる流れ

注文住宅を建てる流れをざっくりと分けると、以下の6つのステップになります。

  1. 情報収集と予算の検討
  2. 住宅会社選び・土地探し
  3. プラン打ち合わせ・見積確認
  4. プラン決定・建築工事請負契約・住宅ローン申し込み
  5. 着工・建築工事
  6. 完成・引き渡し・入居

 

完成・入居までにかかる期間は1~2年程度が目安です。

ステップごとの内容や手続き、目安期間を紹介していきますね。

 

①情報収集と予算の検討

所要期間目安:1~6カ月程度

 

まずはどんな注文住宅を建てたいのか、情報収集をしながらイメージを固めていきます。

インターネットや情報誌をチェックしたり、住宅会社から資料を取り寄せたりしていきましょう。

 

また、同時に予算についても検討していきましょう。

年収や貯蓄から予算を考え、住宅ローンを利用する場合は年収や返済額から借入可能額をシミュレーションします。

金融機関のホームページなどでシミュレーションが可能ですよ。

 

②住宅会社選び・土地探し

所要期間目安:3~6カ月程度

 

家のイメージや予算が固まってきたら、建築を依頼する住宅会社を選びます。

住宅展示場は複数の住宅会社を一度にチェックできて便利ですよ。

 

また、土地を所有していない場合は土地探しも並行して行う必要があります。

不動産会社に依頼して探すほか、家を建てる住宅会社に相談して進めるケースもあります。

 

③プラン打ち合わせ・見積確認

所要期間目安:2~6カ月程度

 

住宅会社の候補を2~3社に絞り込んだら、希望の間取りや設備を伝えてプランと見積を作ってもらうのが一般的です。

複数の住宅会社に同じ条件を伝えてプランニングしてもらい、それぞれのプランと見積を見比べて検討しましょう。

 

住宅ローンを利用する場合は、このタイミングで事前審査を行います。

 

ただし、複数の住宅会社でプランニングや見積確認を並行して進めるのは、なかなか難しいもの。

期間に余裕があるのであれば1社ずつ進めたり、信頼できる知人などに紹介してもらった1社に決めたり、というパターンもあります。

 

④プラン決定・建築工事請負契約・住宅ローン申し込み

所要期間目安:2~6カ月程度

 

建築を依頼する住宅会社を決定したら、さらに具体的にプランと見積を詰め、納得できる内容で建築工事請負契約を結びます。

費用が決定して建築工事請負契約を結んだら住宅ローンの本審査を受け、審査が通れば金融機関と住宅ローン契約を結びます。

 

ちなみに、プラン決定までの打ち合わせ回数は、全部で10回以上になるのが一般的!

注文住宅では間取りやデザイン、設備、内装・外装にいたるまで全て自分で決められるので、こだわればこだわるほど打ち合わせ回数は増えます。

 

こちらのコラムでも注文住宅の打ち合わせの注意点やスムーズに進めるコツをご紹介していますので、あわせてご覧くださいね。

注文住宅の打ち合わせの回数や流れを確認!注意点やコツも知ろう

 

⑤着工・建築工事

所要期間目安:3~8カ月程度

 

工事が無事に完了することを祈る地鎮祭(じちんさい)を行なってから、建築工事をスタートします。

注文住宅の規模や工法にもよりますが、建築期間は3~8カ月程度が目安です。

職人に差し入れをするなどコミュニケーションを取りながら、建築中の様子を見に行くことをおすすめします。

 

⑥完成・引き渡し・入居

所要期間目安:1カ月程度

 

完成後は完了検査を行った上で引き渡しとなります。

施主様立ち会いのもと、建築会社と最終チェックを行います。

万が一、施工や設備に不備が見つかれば修正を依頼しましょう。

 

 

注文住宅建築の期間については、こちらのコラムでもさらに詳しくご紹介しています。

注文住宅はこだわりによって打ち合わせにも時間がかかりがちですが、スムーズに進めるコツについても解説していますのであわせて参考にしてみてくださいね。

注文住宅にかかる期間は?できるだけ早く完成させるコツや注意点も

 

 

注文住宅の建築で発生する費用と支払うタイミング

注文住宅のお金

注文住宅の費用はいくつかの項目で構成され、さらに支払うタイミングも複数回発生します。

建築費用は住宅ローンを利用するとしても、現金の準備も必要ですので注意しましょう。

慌てないためにも、注文住宅でかかる費用とそのタイミングを把握しておきましょう。

 

注文住宅建築にかかる費用・内訳

注文住宅建築にかかる費用は、大きく分けて「本体工事費用」「付帯工事費用」「諸費用」の3つに分類できます。

 

本体工事費用

注文住宅の建物そのものを建てるための費用で、一般的に「建築費」と呼ばれる部分です。

基礎、柱・梁(はり)・壁などの構造体、外壁、内装などのほか、住宅設備の費用なども含まれます。

 

注文住宅にかかる費用のうち、7割程度が目安です。

 

付帯工事費用

建物以外の部分で必要となる工事費用です。

門、塀、庭、アプローチなどの外構工事や、駐車場やガレージ、屋外給排水工事などが該当します。

 

全体費用の2割程度が目安です。

 

諸費用

契約や手続きにかかる手数料や税金、引っ越し費用など、工事そのものとは別にかかる費用です。

住宅ローン手数料や火災保険料、登記費用、不動産取得税などのほか、不動産会社を通して土地を購入した場合には仲介手数料なども発生します。

 

諸費用は全体費用のうち1割程度が目安です。

諸費用は住宅ローンを使って支払えないため、現金で準備が必要です。

 

注文住宅で費用を支払うタイミング

住宅購入で住宅ローンを利用する人が多いですが、ローンが実行されるのは建物の引き渡し時です。

実は、注文住宅の建築費用は、契約時と建築中、そして引き渡し時など、複数回に分けて支払うことが一般的です。

住宅ローンを使う予定だとしても、ローン実行より前のタイミングで資金の準備が必要になります。

 

主な支払いタイミングと内容を確認しておきましょう。

 

契約申し込み時【申込金】

住宅会社を決めて契約に進む際、「契約を結ぶ意志があります」という約束のために申込金を支払います。

申込金が必要かどうかは住宅会社によって異なりますが、支払う場合は10万円程度が相場といわれています。

 

工事請負契約の締結時【契約金(手付金)】

住宅会社と工事請負契約を結んだ際に、契約成立の証として契約金を支払います。

工事費用の1割程度が目安で、万が一、契約を解除した場合の担保の役割もあります。

契約が無事に進めば工事費用に充当されます。

 

工事の着工時【着工金(工事費用)】

建築工事が着工したタイミングで、工事費用の一部を支払います。

工事費用の3割程度が目安です。

 

工事中【上棟金(工事費用)】

着工から完成までの間にも、工事費用の一部を支払うタイミングがあります。

こちらも工事費用の3割程度が目安です。

 

引き渡し時【工事費用残金】

建物が完成すると、残金(3割程度が目安)を支払って引き渡しとなります。

住宅ローンを利用する場合は、このタイミングで融資実行となります。

 

 

注文住宅建築の流れを確認!途中の支払いタイミングにも注意!

注文住宅を建てる流れを大まかに分けると、①情報収集と予算の検討 ②住宅会社選び・土地探し ③プラン打ち合わせ・見積確認 ④プラン決定・建築工事請負契約・住宅ローン申し込み ⑤着工・建築工事 ⑥完成・引き渡し・入居 の6ステップが一般的。

注文住宅を建てるには全体で1~2年程度の時間がかかるので、各ステップの内容や期間を把握した上で計画を立てていきたいものですね。

 

また、注文住宅の建築費用は、契約時から完成までの間で複数回に分けて支払うのが一般的です。

住宅ローンを利用する場合、融資実行は引き渡し時になるので、その前に資金を準備する必要があることを知っておきましょう。

 

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