毎日掃除をしていても、気付けばいつの間にかたまっている埃(ほこり)。
「埃っていったいどこから出てきているの?」と、思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
人間が生活している限り埃の発生はなくせませんが、工夫をすることで埃がたまるのを防ぐことはできますよ!
今回のコラムでは、埃がたまる理由やたまりやすい家の特徴を解説します。
埃が発生する仕組みと注意点を知って、埃がたまりにくい家を目指しましょう!
埃掃除のコツもあわせてお伝えしますね。
目次
埃がたまってしまう原因は?そのリスクも知ろう
埃の正体は、次のような生活の中で発生するさまざまな物質が絡まりあったものです。
- 布団や衣類から出た繊維のクズ
- カーペット、カーテン、ソファなど布製家具から出た繊維のクズ
- 空気中に含まれる塵(ちり)
- ダニの死骸
- 外から入ってくる花粉や砂埃 など
こういったさまざまなものが絡まって埃となります。
埃は、軽く風に飛ばされやすい、静電気や表面がザラザラした布製品などに付着しやすいという性質を持っているため、人が活動することで舞い上がり、風通しの悪い場所にとどまったり、家具などに付着したりしてたまっていきます。
人間が生活している限り、埃は必ず発生してしまうのです。
埃がたまるリスク
埃は、シックハウス症候群やアレルギー症状の原因のひとつといわれています。
埃の中にはカビの胞子やダニの死骸、花粉など、さまざまなものが含まれているので、たまった埃を吸い込むことでぜんそくやアレルギー症状が起こったり、皮膚に付くことでアトピー性皮膚炎が起こったり、またはそれらの症状が悪化してしまう可能性があるのです。
シックハウス症候群によるアレルギー症状などの体調不良については、下記のコラムでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
健康住宅とは?得られるメリットや健康で快適に暮らせる家もご紹介
また、コンセントの差込口に埃がたまり、そこに湿気などがたまることで漏電して火災を起こす、「トラッキング火災」の原因になることも。
たまった埃や油汚れや水汚れと混ざると、シミとなってとれなくなってしまうこともあります。
埃がたまりやすい家の特徴は?埃がたまりやすい場所も確認
埃がたまりやすい家にはこんな特徴があります!
自分の家が当てはまっていないか確認してみましょう。
家具の間や部屋の隅など風通しが悪く掃除しにくい隙間が多い
風に乗って移動した埃が、家具の間や下といったデッドスペースや部屋の隅など風通しの悪い場所に運ばれて、そこにたまっていきます。
狭い隙間は掃除がしにくいので、よけいに埃がたまりがちになるでしょう。
布製品が多い
埃の原因物質として一番多いものが、布製品から出る繊維クズによる綿埃です。
そのため、布団、タオル、洋服、カーテン、布製の家具など、布製品が多い家は埃が発生しやすく、たまりやすいです。
さらに、埃は表面がザラザラしている布製品にも付着しやすいため、布団やカーテン、カーペット、布製ソファなどにも埃がたまっていってしまいます。
背の高い家具や電化製品が多い
埃は舞い上がるので、家具の上にたまっていきます。
目線より背の高い家具は、上部が見えにくく掃除もしにくいので、よけい埃がたまりがちに。
また、静電気に付着するという性質もあるので、電化製品にも埃が付着してたまっていきます。
埃がたまりやすい家にならないための対策
埃がたまりやすい家にしないためには、埃の発生源を減らす工夫、発生した埃がたまらない工夫をしましょう。
具体的にはこんなことに取り組んでみてください。
埃の発生源を減らす工夫と家づくり
埃の原因で一番多いのは布製品からの繊維クズのため、クッションやソファなどの布製家具を皮製品やビニール製品に変えることで、埃の発生を減らすことができるでしょう。
また、洋服はクローゼットに、タオルは引き出しに収納し、室内に放置しないように。
カーテンや布団などはこまめに洗濯したり、洗濯が難しければ屋外で叩いて埃を追い出したりすると良いです。
家づくりのタイミングなら、ぜひ気密性の高い家づくりを。
隙間が多く気密性の低い家の場合、隙間から花粉や塵などが侵入しやすく、埃に悩まされる原因の一つとなり得ます。
気密性に配慮していない住宅の平均C値=9cm²/m²程度と比較すると、高気密住宅である「FPの家」は、全国平均(令和3年度実績)が0.40㎠/㎡と非常にレベルが高く、この数値の差だけでも不要な外気の侵入を防ぐことがなんとなくイメージできるかと思います。
そういった環境下であれば、計画換気も十分に能力を発揮できるようになり、ひいては常に部屋中の空気をムラなく動かし外へ排出するため、埃がたまりにくい状態を保つことが可能になります。
実際に喜ばれている「FPの家」のユーザーの声も多く届けられていますよ。
気密性については、こちらのコラムもご参考ください。
気密性とは?高いとどんな影響が?その構造や必要性を詳しくチェック!
加えて、「FPの家」は断熱性に優れた「FPウレタン断熱パネル」を断熱材として使用。
高い断熱性と気密性が相まって、室内の温度差が発生しづらく、結露の発生を抑え、結果としてそれが原因となるカビ、カビをエサとするダニの発生も抑制します。
「FPの家」の中にいると花粉症の症状がおさまる」「ずっと悩まされていたアトピー症状が、「FPの家」に引っ越してきてからはおさまった」といったケースも少なくありません。
発生した埃がたまらない工夫と家づくり
定期的に室内を換気して空気の流れをつくることで、埃を室内にとどまらせず、空気と一緒に外に排出しましょう。
2カ所以上の窓を対角線上に開けると、空気が流れやすいです。
難しい場合は扇風機や換気扇を回して空気の流れをつくるのがおすすめです。
また、埃がたまりやすい隙間や隅ができないよう、家具の配置にも注意を。
隙間を作らず直線状にそろえて配置するのが良いでしょう。
本棚や飾り棚は扉付きのものにすると、棚の中に埃がたまりません。
「FPの家」は先ほどもお伝えした通り、徹底した気密施工を行っています。
繰り返しになりますが、高い気密性のおかげでロスのない24時間計画換気を叶え、いつでもきれいな室内環境を実現していますよ!
換気の種類は、給気口による自然給気と機械による排気を組み合わせた第3種換気を主に採用。
詳しくはこちらのコラムも見てみてくださいね。
埃の少ない「FPの家」の事例をご紹介
「FPの家」で埃に悩まされず、快適に暮らしているご家族の声をご紹介します。
こだわりの雑貨があふれる住まい
「FPの家」で新築したご夫婦は、「家が広くなったのに埃が少なくなった」と話します。
埃掃除も週1回程度で済んでいるそう。
引っ越してきてからはご夫婦ともにアレルギー症状も軽減されたそうで、「空気がきれいで呼吸しやすく感じる。家を建ててよかった」と笑顔で話されていました。
埃がたまりにくい家にするために!埃掃除のコツをご紹介
埃をためないためには、何といっても日々の掃除が大切!
週1回程度、普段の掃除のほかに埃掃除の時間をつくってみましょう。
埃掃除の基本は、上から下に。
まずはハンディモップで背の高い家具の上など、目線よりも上の埃を絡めとっていきます。
次には、同じくハンディモップで徐々に低い位置の埃もとっていきましょう。
最後に床の埃をフローリングワイパーなどで取り除きます。
掃除機は排気で埃を舞い上げてしまうため、埃掃除では使わない方がベターです。
仕上げに水拭きやモップなどで仕上げればOKです!
人が動き回っている日中は、埃が空気中に舞い上がっているため、埃が下に落ちている状態の朝一番や、外出から帰ってきたタイミングで行うことをおすすめします。
埃がたまりやすい家にしない!埃に悩まされない家づくりを
埃は、生活の中で発生する繊維クズや塵、ダニの死骸などが絡まって発生します。
風で飛ばされて部屋の隅にたまったり、電化製品や布製品に付着してたまったりしていきます。
埃がたまると、ぜんそくやアレルギー症状、アトピー性皮膚炎などの原因になってしまう可能性もあります。
人間が生活している限り埃の発生はなくせませんが、埃がたまりやすい隙間をなくす、布製品を減らすなどの工夫をすることで埃がたまるのを防ぐことはできますよ。
家づくりのタイミングであれば、断熱性や気密性、計画換気など、住宅性能の部分にぜひ注目を!
埃をため込まないためにも、週1回程度の埃掃除にもぜひ取り組んでみてくださいね。
快適で住み良い家を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。
後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!