家づくりの知識

2023.07.06

仕切りのない家のメリット・デメリットを解説!向いている家庭の特徴も

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壁やドアを減らした仕切りのない家は、近年人気の間取りの一つです。

圧迫感が少なく開放感があり、家族とのコミュニケーションもとりやすいという反面、冷暖房効率が気になる、プライバシーは確保できるの? という心配がある方もいるでしょう。

 

今回のコラムでは、仕切りのない家のメリット・デメリットを解説します。

デメリットの対策方法や向いている家庭の特徴もお伝えするので、仕切りのない家を検討する際の参考にしてくださいね。

 

「FPの家」での施工事例もご紹介します!

ソファのある部屋

 

仕切りのない家とは?メリットをご紹介!

「仕切りのない家」とは、室内の間仕切り壁やドアをできるだけ減らした間取りのこと。

リビング、ダイニング、居室など用途ごとのスペースが独立した空間として壁で仕切られているのではなく、一つの大きな空間になっているのが特徴です。

 

用途や人数に合わせた部屋数の確保を重視するより、リラックスできる空間づくり、家族が集まって楽しく過ごせる空間づくりが優先されるようになり、近年注目されている間取りです。

 

仕切りのない家にはこんなメリットがあります!

 

開放感がありのびのび過ごせる

空間が広くなるため圧迫感が減り、開放感のある広い部屋でのびのびと過ごせます。

吹き抜けなどで天井を高くとっていれば開放感はさらに高まりますし、遮る壁が少ないので採光性も良く明るい住まいに。

 

広い敷地を確保しにくい都会の狭小住宅などでも、圧迫感を感じず快適に過ごせる住まいが実現しやすくなります。

 

家族のコミュニケーションがとりやすい

家族が同じ空間で過ごすため、声が届きやすく、コミュニケーションがとりやすいです。

小さい子どもがいる家庭でも、子どもの様子をすぐに見たり感じたりしやすく、安心して子育てができるでしょう。

 

レイアウト変更がしやすい

仕切りのない家では、後から仕切りを設けることも可能です。

ライフステージの変化や家族の成長に伴って間取りを変えたい場合に、新たに仕切りを設けることで変更しやすいこともメリットでしょう。

 

家具のレイアウトも変えやすいです。

 

建材が少ないぶん建築費用を抑えられる

壁や扉が少ないため、そのぶんの建材費を抑えられ、全体的な建築費用を抑えられる可能性があります。

 

 

仕切りのない家のデメリットは?

仕切りのない家にはメリットも多い一方、ライフスタイルによってはデメリットに感じてしまう点も。

一般的に考えられるデメリットを、その対策とともにご紹介します。

 

冷暖房効率が下がる可能性がある

空間が広くなればなるほど、部屋全体を冷やす・暖めるのには時間がかかってしまいます。

エアコンや暖房器具は部屋の畳数に合わせて購入することが多いので、畳数が広ければ広いほど製品あたりの価格も高くなります。

 

冷暖房効率が下がり、そのぶん光熱費がかかってしまう可能性があるのはデメリットと感じる方が多いでしょう。

 

冷暖房効率をできる限り下げないためには、断熱性・気密性の高い住宅であることが重要!

 

その点で「FPの家」は、独自の断熱材FPウレタン断熱パネルと徹底した気密施工により優れた断熱性と気密性を実現。

暖めた、あるいは冷やした空気が外気の影響を受けづらく、室内に長く留まります。

 

もともと室内のどこでも均一でムラのない温度を保つことができる「FPの家」ですが、仕切りのない広い空間であればより一層その効率が高まり、夏は涼しく冬暖かい、年中快適な生活を送ることができます。

 

断熱性と温度差の関係性、快適性については「家の断熱性が高いと家全体の温度差がなくなる!温度差が与える影響とは」のコラムでも詳しくご紹介しています。

 

耐震性が弱まる

住宅は、室内に壁が多いほど構造が安定し、耐震性は高くなります。

 

しかし、仕切りのない家では壁が少なくなるため、その分耐震性は低くなりやすいです。

柱を太くしたり、少ない壁や柱で建物をしっかり支えることができるよう、設計時の工夫が必要になります。

希望する広さや住宅会社によっては、対応が難しいというケースもあるでしょう。

 

「FPの家」では、独自の「FP軸組工法」を採用。

FP軸組工法は、硬質ウレタンと木枠パネルを一体成形したFPウレタン断熱パネルを建物の躯体(間柱)に組み込み、建物を箱型の面構造で支えるものになります。

そのため、仕切りのない開放的な家でも高い耐震性を誇るため、間取りの自由度が格段に広がります。

 

FP軸組工法については、こちらもコラムもご参考ください。

木造軸組工法のメリットとは?独自の工法「FP軸組工法」も解説!

 

プライバシーへの配慮が必要

個室や仕切りが少ないと、1人になれる空間がない、来客時に見えてほしくないところまで見えてしまうといったデメリットもあります。

家具の配置や部屋の形状を工夫して、目線が入りにくくする配慮をしましょう。

 

寝室は個室にする、子どもが成長したら仕切りをつけて個室を作るなど、仕切りのない間取りにこだわらず臨機応変に対応することも大切です。

 

個室を作らないまでも、状況に応じて部屋を仕切れるようにしておくと使い勝手が広がります。

カーテンやロールスクリーン、背の高い家具やパーテーションを置いて仕切るほか、収納式スライドドアを設置する方法もおすすめ。

使用しないときにはドアを収納してスペースを広く、ドアを取り出せば空間をしっかり仕切って個室にできますよ。

 

音やにおいが広がりやすい

仕切りがないのでコミュニケーションがとりやすい一方、テレワーク中にリビングのテレビの音が聞こえる、キッチンのにおいがリビングに広がるなど、音やにおいも伝わりやすいです。

静かに過ごしたいスペースは可能な限り離して配置する、換気しやすいように窓の配置を工夫するなど、間取りを考えてみましょう。

 

においが広がるのを防ぐには、しっかりとした換気システムの確保も大切!

「FPの家」は、高い気密性と24時間計画換気で、室内を常にきれいな空気にキープ。

高い気密性を確保した上で換気を行うため、無駄な空気の出入りが発生せず、高いレベルで効率的な換気が叶います。

 

「FPの家」では、完成時に全棟で風量測定を実施し、計画換気が正しく働いていることを確認してからお引き渡しを行っています。

においに不安があれば、換気性能についても建築時にしっかり確認してみてください。

 

換気については、下記のコラムで詳しくご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

住宅の換気の種類を詳しく!どれを選ぶのが理想的?

 

 

仕切りのない家はどんな家庭におすすめ?「FPの家」の事例も

ベッドルーム

仕切りのない家は、特に小さいお子さまを育てている家庭におすすめ!

子どもが小さいうちは独立した子ども部屋の必要性は低いですし、仕切りが少ないことでキッチンやリビングで家事をしながら子どもの様子を見ることができます。

 

子どもの成長に応じて子ども部屋を用意できるような間取りや作りにしておくと、さらに便利に。

 

また、来客が多くホームパーティを開くことが多い家庭でも、キッチンからリビング、ダイニングまでに仕切りがない家だとスムーズにおもてなしすることができるでしょう。

 

「FPの家」で実現した仕切りのない家の事例

建築家が建てた平屋住宅

「FPの家」の設計も手がける、設計士である奥さまが設計したお家です。

リビングを囲んで必要なスペースを配置し、間仕切りをなくして開放的で動線も便利な間取りとなっています。

「「FPの家」は断熱性能がズバ抜けて良いので間取りの自由度が高く、暑い・寒いを気にせず、理想の暮らしを重視した空間設計ができる」と力説されています。

 

広い土間が繋ぐアトリエのある住まい

次にご紹介するのは、「玄関から区切りがなく、すぐに土間とリビングにつながる」という間取りがポイントの住まい。

土間は、併設されたアトリエと居住区間を優しくつなぐ役割も果たしています。

 

開放的で印象的な住空間には、将来的には間仕切りを入れて子ども部屋を作る予定だそうです。

 

 

仕切りのない家のメリットとデメリットを確認してぜひ検討を!

仕切りのない家とは、壁やドアで区切った部屋を極力減らし、一つの大きな空間のようにする間取りのことです。

広く開放的な空間でのびのび過ごせる、家族とのコミュニケーションとりやすい、レイアウト変更がしやすい、建材が少ないぶん費用を抑えられるといったメリットがあります。

 

一方で、広い空間のために冷暖房効率が下がる可能性がある、仕切りがないので音やにおいが広がりやすい、プライバシーへの配慮が必要といったデメリットも。

冷暖房効率に関しては、住宅の断熱性・気密性を高めることで解決できます!

必要に応じてカーテンや家具、スライド式ドアなどで仕切れるようにしておくと、さらに快適に暮らせるでしょう。

 

高断熱・高気密、そして耐震性の高い「FPの家」なら、間取りの自由度も高いです!

 

快適で住み良い高性能住宅を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!

 

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