家づくりの知識

2023.11.22

スキップフロアとは?メリット・デメリットを詳しく解説!

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限られた空間を有効活用できることからスキップフロアは人気の間取りの一つ。

 

スキップフロアとは、段差を利用して緩やかに空間を仕切る間取りです。

 

ただし、スキップフロアにはメリットはもちろんデメリットもあるため、ぜひよく知ったうえで検討したいものです。

そこで今回は、スキップフロアの特徴や、どんなメリット・デメリットがあるのかをお伝えします。

 

スキップフロアを間取りに取り入れてみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

スキップフロア

 

スキップフロアとは

スキップフロアとは、ドアや壁ではなく段差を使って仕切り、一つの階に高低差をつくってフロアを設ける間取りのことです。

 

1階と2階の間につくる中2階のような空間などが、スキップフロアに該当します。

小上がりや半地下もスキップフロアの一種です。

 

スキップフロアは、通常は横に広がる空間を縦に活用してスペースを設けるため、2階建ての家でも4層のフロアをつくるなど、限られた床面積でも有効に空間を使えます。

壁やドアで仕切らないため、つながりのある一つの空間としての開放感を残したまま、使える面積や収納、活用方法を増やせるのが魅力です。

 

スキップフロアの特徴の一つでもある「壁やドアで仕切らない」部分に関しては「仕切りのない家のメリット・デメリットを解説!向いている家庭の特徴も」のコラムでも詳しくご紹介しています。

 

では、次でスキップフロアの魅力やメリットを詳しくご紹介していきましょう。

 

 

スキップフロアのメリット

スキップフロアにはこんなメリットがありますよ!

 

限られた空間を広く有効に使える

限られた敷地から中2階など新たなスペースをつくり出すことができ、壁の仕切りがない開放的なフロアになるので、部屋を増やすより空間が広く感じます。

空間を遮るものがないので風通しもよく、窓からの光も部屋中に届きやすいです。

 

縦に空間がつながるので、部屋をつなぐ廊下にスペースをとられることがなく、床面積を節約できます。

 

また、段差部分は床下収納として活用もでき、通常はデッドスペースになりがちな部分を有効活用できるのも魅力です。

 

家族とのコミュニケーションをとりやすい

空間がつながっているため、個室を設けるよりも家族の気配を感じやすく、コミュニケーションをとりやすいのもスキップフロアのメリット。

小さな子どもがいる家では、家事をしながら子どもの様子を見るといったこともしやすいです。

 

本棚やパソコンデスク、ベンチなどを置いて、家族のフリースペースとするのも良いでしょう。

 

おしゃれで楽しい間取り

スキップフロアは床に高さを付けた分天井が低くなるなど、通常の部屋とはちょっと変わった間取りになることも多いです。

中2階の下のスペースに小さなドアを作って秘密基地にするなど、特別感のあるおしゃれな間取りやワクワク感のある間取りを実現でき、大人も子どもも遊び心を刺激されるでしょう。

 

リビングにいながらプライベートな空間も叶う

リモートワークも増えた現代、書斎を別に設けられたら理想ですが、子ども部屋を重視すると難しい、という場合も多いです。

また、家計簿を付ける、本を読むなど自分の時間を確保する際に、家族の様子も見ながらスキップフロアの別空間で集中することができたら、嬉しいですよね。

 

リビングの中に中2階を設けて軽い仕切りを設けることで、家族ともコミュニケーションをとりながら、プライベートな空間を確保できます。

 

 

スキップフロアのデメリット

スキップフロア

続いて、スキップフロアのデメリットも知っておきましょう。

 

難易度やコストが高いため施工会社選びが重要

スキップフロアは通常とは異なる間取りのため、取り扱ってくれる住宅会社が限られており、その分コストが高くなる可能性があります。

 

また、通常の構造より複雑になるため、スキップフロアの実績豊富な会社に、しっかりイメージを共有したうえで設計・建築を進めてもらうことが重要です。

 

バリアフリーの観点では対策が必要になることも

段差で空間を仕切る間取りのためどうしても室内に段差が増え、バリアフリーではなくなってしまいます。

小さな子どもや高齢者がいる家庭では段差につまずいて転ぶ、段差から転落するといった事故に注意が必要です。

 

また、年を重ねた際に段差の上り下りが大変になることもあるので、低めに作る・手すりを設ける・スロープを付けるなどの対策も必要に応じて考えましょう。

 

冷暖房効率が落ちる

スキップフロアはつながった一つの広い空間になるため、その分冷暖房効率が落ちてしまいます。

夏の冷房・冬の暖房の効きが悪いと室温調整に時間がかかり、暑さ・寒さを感じたり、光熱費がかさんだりしてしまいます。

 

ただし、家全体の断熱性・気密性が高ければ、空間が広くても高い冷暖房効率をキープすることが可能です!

 

「FPの家」は、「FPウレタン断熱パネル」と独自工法で優れた断熱性と気密性を誇る高性能住宅。

床は「FP床パネル」、屋根は「FP遮断パネル(オプション)」で外気の影響をシャットアウトし、室内を魔法瓶のように年中快適な温度に保ちます。

 

音やにおいが広がりやすい

空間に仕切りがないのでコミュニケーションがとりやすい反面、個室よりも音やにおいなども広がりやすいです。

 

プライバシーを守るために半分だけ壁や手すりを設けるなど間取りを工夫する、キッチンで調理中のにおいが広がらないように換気設備を設置する、といった対策を検討する必要があります。

 

 

スキップフロアとは段差で空間を緩やかに仕切った間取り

スキップフロアとは壁やドアではなく、段差で空間のゾーニングをした間取りのこと。

中2階がスキップフロアの代表的な例といえるでしょう。

 

スキップフロアのメリットは限られた空間を広く、開放的に活用できること。

仕切りがないのでコミュニケーションもとりやすく、天井が低いなど変わった間取りは、遊び心も刺激するおしゃれな住まいをつくれます。

 

また、個室よりはプライベート感は少ないですが、リビングにいながら別空間で過ごすことができるので、ワークスペースなどで活用するのも良いでしょう。

 

一方、設計・建築の難易度やコストが高い、段差が増える、冷暖房効率が落ちる、音やにおいが広がりやすいというデメリットも。

 

ただし、家全体の断熱性・気密性が高ければ冷暖房効率は下がらず、快適な室温を保つことができます。

高断熱高気密の「FPの家」なら、スキップフロアでも冷暖房効率の心配は少ないですよ。

 

快適で住み良い住宅を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

後悔のない家づくりのために、不安や疑問にわかりやすくお答えします!

 

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