住宅性能

2022.01.31

火災に強い家を実現するために重要なポイントとは?構造別の違いも

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安心して暮らすためにも、住宅が災害に強いかどうかは大切なポイントです。

 

今回のコラムでは、「火災に強い家」について解説します。

 

火災に強い家にするためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

構造別の耐火性の違いや、火災に強い家の特徴などをご紹介します。

 

火災に強い「FPの家」の秘密についてもお伝えしますね。

消火訓練

 

 

火災に強い家かどうかは構造によって違う?

「構造別に考えると、木造住宅は火災に弱そう」と思っていませんか?

確かに鉄骨造住宅と違って、木材を構造体とする木造住宅は燃えやすいような気がします。

 

しかし、そんなことはありません。

 

住宅の構造に用いられるような厚さのある木材は、表面が燃えて炭化すると、内部まで燃えるのには時間がかかるのです。

そのため、表面が燃えたように見えても、構造そのものの強度は低下しにくいです。

 

一方、鉄は木材よりも燃えにくいですが、熱で変形しやすい性質を持ちます。

そのため、鉄は熱によって木材よりも早く変形し、崩れてしまう可能性があります。

 

ただし、鉄骨造りの建物は、鉄骨をコンクリートで覆っているため、すぐに構造の鉄骨まで熱が伝わるわけではないと考えられます。

 

火災に強い家かどうかを見極めるには、木造か? 鉄骨造か?といった構造よりも、「省令準耐火構造」の住宅であるかどうかが重要です。

「省令準耐火構造」については次で詳しくご紹介します。

 

 

火災に強い家を実現するために重要なポイント

火災に強い家をつくるためには、住宅の耐火性を高める工夫を取り入れているかどうかが重要なポイントになります。

 

そこで耐火性の基準のひとつとなるのが、「省令準耐火構造」。

 

省令準耐火構造とは、建築基準法で定める準耐火構造に準ずる防火性能を持つ住宅のことです。

火災が発生したときに燃え広がらない構造になっていて、その特徴は大きく3点あげられます。

 

【1】外部からの延焼防止

近隣で火災が起きたときに、家に炎が燃え移らないようにします。

 

外壁に防火サイディング壁を使用するなど、外壁・屋根・軒裏に不燃材料を用いて、防火性の高い構造にします。

 

【2】各室の防火

火がほかの部屋に燃え広がって被害が広がるのを抑えます。

 

部屋の壁や天井に、耐火性のある石膏ボードを利用するなど、火災が起こった部屋から一定時間火を出さない構造にします。

 

【3】他室への延焼遅延

ほかの部屋への延焼を防いだり、遅らせたりします。

火の通り道となる壁・天井・床内部の接合部分などにファイヤーストップ材を設け、炎がほかの部屋に燃え広がるのを防ぐ構造です。

 

防火性の高い建物は火災による損害のリスクが低いとして、火災保険料が割引になるというメリットもあります。

木造・鉄骨造・コンクリート造といった構造の違いでも保険料は異なりますが、木造住宅でも、省令準耐火構造に該当すると、保険料が割引になります。

 

 

火災に強い「FPの家」の特徴

「FPの家」は構造体に、燃えにくい素材の硬質ウレタンを使った「FPウレタン断熱パネル」を採用しているため、火災に強い家を実現!

 

「FPウレタン断熱パネル」とは、断熱性・気密性の高い硬質ウレタンと木枠パネルを一体成形したものです。

 

パネル内にはウレタンが隙間なく高圧充填されているので、炎が通る隙間や燃焼するための酸素がパネル内にありません。

そのため、壁の中を火が走って燃え広がることを防ぐ構造となっています。

 

また、素材となるウレタンの原料には自消性のある難燃剤が含まれており、万が一火災になったときも、表面は炭化しますがそれ以上は燃え広がりにくい仕様になっています。

よくウレタンは燃えやすいということを目に耳にしますが、他とは一線を画すつくりになっているので安心です。

 

ガスバーナーによる燃焼実験でも、FPウレタン断熱パネルは表面が炭化するだけで燃焼が進みにくいという結果に。

延焼を防いで、火災の被害を最小限に抑える工夫がされています。

 

火災に強い「FPの家」を新築したご家族の声をご紹介

火災に強い「FPの家」を新築したお客様の事例をご紹介します。

高い住宅性能で火事を乗り越えた家族

キッチンが火元となる火災を経験されたご夫婦。

 

一瞬にして天井まで届くほどの炎になったにもかかわらず、2階には燃え広がらず、火災を最小限に抑えることができたことを体験されています。

 

駆けつけた消防士の方から「よくこの程度の延焼で済みましたね」と驚かれたようで、要因は「FPの家」を支えるFPウレタン断熱パネルが持つ自消性と空気の通り道をなくす高い気密性が、炎の広がりを最小限に抑えたと推測。

 

家は消火活動で損傷を受けてしまったものの、大事に至らずに済んだことから「また家族が安心して集まれる空間を作りたい」という思いで、再び「FPの家」の仕様での改築を決意されました。

 

新しくなった自宅も、以前と同じく高断熱・高気密施工で快適な空間に。

やはり以前と変わらず快適とのことで、冬は暖かく、夏のエアコン代も気にならないとうれしそうに話してくださいました。

 

 

火災に強い家の特徴を知ろう!

火災に強い家を実現するなら、「省令準耐火構造」かどうかをチェック!

外壁や壁、天井、柱などに不燃材料や燃えにくい材質を用いて、耐火性を高めている構造です。

 

万が一の火災でも、炎が燃え広がるのを防いで、火災の被害を最小限に抑えます。

火災による損害のリスクが少ないため、火災保険の保険料も割引になるというメリットがありますよ。

 

「FPの家」も、気密性が高く燃えにくいFPウレタン断熱パネルを用いて、火災に強い家を実現。

パネル内には炎が通る隙間や燃焼するための酸素がなく、壁の中を炎が走ることも防ぎます。

パネル自体も炎が燃え広がりにくい材質で、火災の被害を抑えてくれます。

 

快適で住み良い家を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!

 

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