住宅性能

2021.11.24

結露の仕組みを知って防ごう!結露やカビを発生させない対策とは

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朝起きると窓に大量の水滴がついてカーテンも濡れてしまっている…ということはありませんか?

結露が多いと掃除も大変ですし、家もジメジメ湿っぽくなってしまって嫌ですよね。

 

しかも結露を放置しているとカビが生えて、健康へ悪影響を及ぼしたり住宅が傷む原因にもなってしまいます。

 

今回のコラムは、快適な住環境の大敵である「結露」について。

結露が発生する仕組みや、健康・住宅に与える悪影響、結露を防ぐための対策などを解説します。

結露

 

 

結露が発生する仕組み、カビが健康や住宅に与える影響を解説!

結露の原因は、主に空気中に含まれる水蒸気と家の中の温度差にあります。

 

空気が含むことのできる水蒸気の上限値「飽和水蒸気量」は温度によって異なり、温度が高いほど飽和水蒸気量は大きく、温度が低いほど飽和水蒸気量が小さくなります。

 

水蒸気を多く含んだ空気が冷たい壁や窓ガラスに触れて冷やされると、飽和水蒸気量が下がります。

空気が含みきれなくなった水蒸気が水に変化し、壁や窓ガラスに水滴として現れたものが結露です。

 

夏の暑い日、冷たい水の入ったグラスの周りに水滴がついているのと同じ現象です。

 

結露は温度が低い場所で発生しやすいですが、飽和水蒸気量を超えてしまえば温度差がなくても結露が発生することもあります。

 

結露・カビが健康や住宅に与える影響

窓や壁にたまった結露を放置するとカビが発生し、カビを餌とするダニも増えてしまいます。

カビやダニが増えると、ぜんそくやアレルギー症状、アトピー性皮膚炎、シックハウス症候群などにつながり、健康に悪影響を及ぼしかねません。

 

東日本大震災の仮設住宅でも、結露によるカビ・ダニの発生によりぜんそくの発症が増えたという報告もあるほどです。

 

また、結露による湿気やカビは人体ばかりではなく、住宅が痛む原因にもなってしまいます。

 

壁や家具、天井にシミやカビが発生してしまうと見た目が悪くなることはもちろん、建物内部に結露が発生し悪化すれば、住宅を支える柱や土台が腐るなど、住宅の耐久性、耐震性を低下させる原因にもなりかねません。

 

結露を放置すると、大切な家の寿命が短くなってしまうかもしれないのです。

 

 

結露が発生しやすい場所、対処法もチェック!

結露が発生しやすいのは以下のような場所です。

 

【外気温の影響を受けやすく、温度が低くなりやすい場所】

  • 玄関ドア
  • 外壁側の壁
  • 北側の部屋

 

【湿気がたまりやすい・暖房が行き届かず温度差が生じやすい場所】

  • 部屋の隅
  • クローゼットや押入れ、下駄箱の中
  • 家具の裏側

 

また、リビングなどいつも人がいて暖かい部屋と、人がいなくて寒い部屋の温度差が大きい場合、部屋と部屋の間の壁に結露が発生することもあります。

 

壁紙がはがれたり、カビが生えていたりしていないかもチェックしましょう。

 

結露の発生に気づいたら、こまめに拭き取ることが大切。

窓ガラスやサッシには結露吸水テープやシートなどを貼って、水滴を吸い取るという方法もありますよ。

 

 

結露を発生させない家にするための予防策

手を広げる家族

結露が発生しない家づくりに必要なのは、高い「断熱性・気密性」と「換気」です。

 

住宅の断熱性と気密性を高めることで、家の中の温度差を少なくすることができます。

そのためには、まず高性能の断熱材を採用したり、家の隙間をできるだけ減らすことを意識しましょう。

 

また、外気が伝わりやすい窓については、複層ガラスや真空ガラス、トリプル(三層)ガラスを採用したり、内窓を設置することなど、断熱性を上げることも視野に入れるべきです。

 

加えて、計画的に換気することができる設備も忘れてはなりません。

24時間換気システムで常に室内の空気を入れ替え、水蒸気がたまらないようにする必要があります。

ただ闇雲に運転しても意味はなく、換気能力を十分に発揮するために、ここでも住宅の気密性の高さが求められます。

 

結露が発生する場所は様々ですが、とくに建物内部に発生する「壁内結露」が悪化すると、壁内の断熱材のずり落ちを引き起こし、柱、土台などにまで影響を及ぼすことで、住宅の性能や耐久性が劣化してしまう可能性があります。

建物の内部になると自分で拭き取るといった対処もできないため、壁内結露を発生させないことがとても重要です。

 

その点「FPの家」は、断熱材として水や湿気に強い高性能のFPウレタン断熱パネルを採用。

広く一般的に使用されているグラスウールの約2倍の断熱性能を持ち、室内の温度差を抑えます。

 

さらに、徹底した気密施工により、湿気の侵入をシャットアウト。

断熱性能と相まって結露の発生を防ぐ力を発揮します。

 

また、独自の換気計画から成る24時間換気で、室内のホコリや臭気、結露の原因となる水蒸気などを取り除き、快適な室内環境を実現。

 

これらのノウハウから経年変化も性能劣化も少ないことを数多く実証してきており、高耐久の自信の証として、FPウレタン断熱パネルの素材内部について「無結露50年保証」を実施しています。

 

結露のない「FPの家」に住むご家族の声をご紹介

結露のない「FPの家」を新築されたお客様の事例をご紹介します。

 

結露から解放された快適な家

以前のお住まいでは、結露やカビに悩まれていたというお客様。

 

日が当たらない北側の部屋はとくにひどく、使えないほどの状態だったとか。

毎朝起きたらまずは結露を拭く、という生活にとてもストレスを感じていたそうです。

 

「FPの家」に決めた最大の理由は、その結露からの開放。

新居では結露はなく、一度も拭いていないそう。

 

結露の悩みから解放され、花粉症や気管のトラブルも改善。

「体調も改善し、引っ越してほんとうに良かった」とご満足いただいています。

 

 

結露の仕組みを知って、結露やカビが発生しない家づくりを!

結露が発生するのは、室内の湿気と温度差が原因。

水蒸気を含む空気が冷たい窓や壁に触れて冷やされ、含み切れなくなった水蒸気が水滴となって現れます。

そのため、室内で温度差のある部分や、水蒸気として含み切れないほどの湿気がたまる部分に結露が発生しやすいです。

 

結露を放置するとカビやダニの発生につながり、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー症状といった体調不良の原因になってしまいます。

 

壁や天井にシミやカビが発生してしまうと見た目が悪くなってしまうことはもちろん、建物内部に発生した壁内結露が悪化し、断熱材や柱、土台などにまで影響を及ぼすことで、住宅の性能や耐久性が劣化してしまう可能性もあります。

 

結露のない家づくりには、高断熱・高気密と換気が大切。

結露のできる仕組みと防ぐ方法を知って、長持ちする快適な家を実現しましょう。

 

快適で住み良い家を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!

 

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