新築のキッチンには便利な設備を取り入れたいものですが、食洗機もそのひとつ。
最近では、新築時に食洗機を設置する人も多くなってきています。
今回のコラムでは、新築時に「食洗機は必要?」と検討している方に対して、食洗機のメリット・デメリット、向いている人・向いていない人を解説します。
食洗機の特徴などを踏まえたうえで、新築に必要かどうか判断してみてくださいね。
目次
新築に食洗機が必要か判断する前に!食洗機の特徴や種類を確認
食洗機は、食器と専用洗剤をセットしてボタンを押すだけで食器の洗浄・乾燥してくれる家電!
毎日の食器洗いの手間を減らしてくれる便利な家電で、新築のキッチンでは食洗機を設置する家庭も多いです。
食洗機は大きく分けて、キッチンに組み込まれている「ビルトイン型」と、キッチン内にスペースをとって設置する「据え置き型」の2種類があります。
ビルドイン型は、システムキッチンの作業台の下に組み込まれている形。
シンク下の収納スペースは減ってしまうものの、キッチン上のスペースが広々と使えるのが特徴。
システムキッチンの一部として、キッチン全体の統一感が出ます。
本体の設置工事のほかにシンク下の配管工事なども必要ですので、ビルトイン型の食洗機を設置するなら、あとからではなく新築時がおすすめですよ!
一方、据え置き型はキッチンに後付けで設置するタイプ。
キッチン内に食洗機を置くスペースをつくる必要があるため、キッチンの広さによっては作業スペースが圧迫される可能性があります。
新築に食洗機を設置するメリットはたくさん!
食洗機を設置するメリットは、なんといっても食器洗いの手間が大きく削減できること!
食洗機に食器と専用洗剤をセットしてスタートボタンを押せば、洗浄・乾燥まで自動で完了します。
食器洗いの手間を省いた時間で、趣味の時間や家族と団らんの時間を持つことができます。
高温の熱湯で洗浄するため、高い除菌効果も期待でき、衛生的。
水仕事をする時間が短くなるので、手荒れの防止にもなりますね。
「食洗機は水道代が気になる」という方がいるかもしれませんが、実は手洗いするよりも食洗機の方が節水になるんです!
資源エネルギー庁の試算によると、水道の使用量は手洗いの1/4以下。
食洗機を使用する際の電気代+水道代で計算しても、手洗いのガス代+水道代より、年間で合計約8,570円の節約になると試算されています。
※手洗い、食器洗い乾燥機ともに2回/日
※給湯器(40℃)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器を使用しない)の手洗いの場合と給水接続タイプで標準モードを利用した食器洗い乾燥機の場合
また、ビルトイン型を選べば食洗機自体はキッチンに組み込まれているので、作業台の上はすっきり、広々と使えます。
新築に食洗機を設置するデメリットはある?
本体購入費、設置工事費用、メンテナンス費用などがかかってしまうことは、食洗機のデメリットといえるでしょう。
しかし、水道代や電気代はむしろ手洗いより節約になるため、長い目で考えると、大きなデメリットにはならないかもしれませんね。
ただ、ビルトイン型にすると、どうしても作業台の下スペースは圧迫されてしまいますし、据え置き型ならキッチンスペースを圧迫してしまうのがデメリット。
キッチンの広さによっては食洗機を設置するスペースがないというケースもあるかもしれません。
あとから「収納スペースや作業スペースが狭くて不便…」という事態にならないよう、確保できるスペースとも相談しながら、導入を検討してみるのが良いでしょう。
なお、高温のお湯で洗浄するため、洗浄中や乾燥中には排気口から高温の湯気がでます。
湯気でキッチンの湿度が上がること、湯気に触れてやけどしないよう、注意は必要です。
新築の食洗機設置、向いている人・向いていない人は?事例もチェック
食洗機が向いている人・向いていない人を簡単にまとめると、それぞれこんな人です。
【食洗機が向いている人】
- 家族の人数が多く、一度に洗う食器が多い
- 洗い物の時間がなく手間を省きたい
- 食器をしっかり除菌したい
- 水仕事での手荒れに悩んでいる
- 節水や省エネに取り組みたい
【食洗機が向いていない人】
- 一度に洗う食器が少ない
- 食洗機不可の食器が多い
- 食器を洗ってまたすぐに使いたい
「食器洗いの負担が大きい」「食器洗いは手間だ」と感じているのであれば、ぜひ新築時に食洗機の設置も検討を。
1日の中で食器洗いをする機会が多いのであれば、より節水や省エネ効果も感じやすくなるでしょう。
手洗いでは難しい高温での除菌が可能になるので、できるだけ菌を残したくない、においが気になるという方も、食洗機のメリットを感じやすいハズ。
一方で、食器が少なく、あまり食器洗いを手間に感じていなかったり、洗った食器をすぐに使うケースが多い場合は、かえって食洗機を使う方が不便に感じてしまうこともあります。
食洗機不可の食器が多い場合は、まとめて手洗いしてしまった方が楽に感じる場合も多いでしょう。
食洗機は、ご自身・ご家庭のライフスタイルによって、必要か不要かが分かれる設備です。
「自分は食洗機のある生活に向いているか?」というところをしっかり考えて、設置を検討してみましょう!
「FPの家」で新築時に食洗機を設置した事例
「FPの家」の新築でも、便利な食洗機を設置する方は多いです!
こだわりのガレージがある家
家事効率にこだわったキッチンで、食洗機も毎日の食器洗いの手間を解消してくれる大きな味方。
奥さまの強い要望から設置されたようで、「ため込んでしまった食器も夜にセットしておけば、翌朝にはきれいになっているのでとても楽です!」と大変満足されている様子。
期待以上の働きを見せてくれているようです。
建売住宅を早々に建て替えて得た安らぎの住まい
4人目のお子さまの誕生をきっかけに、住まいの建て替えを決意したというご家族。
住宅の細部までご主人がイニシアチブを握る中、唯一奥さまのこだわりとして導入したのが、大容量の食洗機。
6人家族で使用するたくさんの食器も一度に洗えて、日々の生活に欠かせない存在となっているようです。
新築で食洗機が必要か、メリット・デメリットとあわせて考えよう!
食洗機は忙しい毎日の強い味方!
食器洗いの手間を減らすのはもちろん、高温で洗浄するので衛生的ですし、水仕事の時間が減って手荒れの予防にも。
手洗いよりも節水可能なので、電気代を含めても光熱費の節約になるんですよ。
ただし、食洗機の設置には本体価格や工事費、定期的なメンテナンス費用などコストがかかること、食洗機を設置するスペース分、収納スペースや作業スペースが圧迫されることなどがデメリット。
食洗機は一度に洗う食器が多い家庭や、家事や洗い物を効率的にしたいという方に特に向いています。
家族構成やライフスタイルに合わせて検討してみてくださいね。
ビルトイン型の食洗機は、設置の際にシンク下の配管工事なども必要となるので、新築時の設置をおすすめします。
快適で住み良い家を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。
後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!