まるで映画館のように、自宅で大迫力の映像を楽しめるホームシアター。
家を建てるときにはホームシアターを設置したい!という夢を持っている方も多いのでは?
自宅にホームシアターを設置するとしたら、どんな費用がどのくらいかかるのでしょうか。
今回のコラムでは、ホームシアターの設置にかかる費用の内訳やその相場を解説。
ホームシアターに必要な設備や、設置の際の注意点などもあわせてお伝えします。
目次
ホームシアター(シアタールーム)とは?
ホームシアターとは、自宅にプロジェクターと大画面のスクリーンなどを備え、まるで小さな映画館のように大迫力の映像を楽しめる設備。
ホームシアターを設置した部屋のことを指して「シアタールーム」ということもあります。
専用のシアタールームをつくるほか、リビングや寝室に機材を設置して楽しむケースも。
ホームシアターをつくるのに必要な最低限の機材は、映像を投影するプロジェクター、映像を映し出す大型スクリーン、スピーカーなどの音響設備の3点です。
スクリーンは収納可能なロールスクリーンのタイプもありますし、大型テレビで再生する、白壁に直接投影するといった方法もあります。
スピーカーも、床置きタイプ、吊り下げタイプ、天井や壁に埋め込むタイプなどさまざまです。
あとは、必要に応じて座り心地のよいソファや光を遮る遮光カーテンなどを準備すると、さらに快適にホームシアターを楽しめるでしょう。
ホームシアターの設置にかかる費用の相場は?
ホームシアターの設置にかかる費用は大きく分けて以下の3種類です。
- プロジェクター、スクリーン、音響などの設備費
- 機材の設置や配線、防音などの工事費
- ホームシアターの設計や機材の提案、設置後の設定などの設定費
ホームシアターは、お手頃価格でそろえようと思えば10万円未満で設置が可能。
ハイクオリティな機材をそろえて本格的なホームシアターにするなら100万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
特に設備費はグレードの高い設備を求めればそれだけ費用が高くなりますし、工事の内容や防音工事の有無などによっても費用にはかなり幅があります。
最上級の設備をそろえて部屋にしっかりとした防音工事を施すなら、1,000万円もの費用がかかるなんてケースもあります。
設備の費用目安をご紹介すると、プロジェクターは安くて1万円以下から購入可能で、相場は3~6万円程度。
画質にこだわるなら10万円程度の予算をみておくと良いでしょう。
スクリーンの価格にも幅があり、100インチのスクリーンなら安価なもので3,000円代から、映像の質や見やすさにこだわるほど高価になり、数十万円の価格帯のものも珍しくありません。
スピーカーもその形状やクオリティにたくさんの選択肢があります。
音響にこだわりたいなら5.1ch以上のスピーカーがおすすめで、相場は5~10万円。
安価なものなら1万円以下でも探せますが、臨場感のある音響を楽しみたいなら10万円以上の予算を考える必要があるでしょう。
ホームシアターを設置する際の注意点
ホームシアターを設置する際の最大の注意点は、音漏れです。
臨場感のある大迫力の映像を楽しみたいなら、どうしても音も大きくなってしまいますので、近隣に迷惑をかけないよう配慮が必要です。
新築時であれば、壁に吸音材を入れて防音壁にする、地下室や半地下にシアタールームをつくる、といった対策が施しやすく、本格的なシアタールームも実現しやすいですよ!
そのほか、隣家に面した部屋への設置は避けるなどの方法も検討してみましょう。
自宅内でも、寝室や子ども部屋(勉強部屋)の近くにはつくらないように注意が必要。
音は振動で伝わるので、スピーカーを床に直接置かないよう設置するのも、音が響くのを防ぐ対策のひとつです。
そのほか自分でできる防音対策には、壁に防音シートを貼る、窓に防音カーテンをかける、換気口にカバーをかけるなどの方法もあります。
また、先ほどご紹介した通り、本格的なホームシアターなら設置費用は数百万円以上になることも!
設備にこだわりすぎると予想以上の金額になってしまうこともありますので、事前に予算上限を決めて、その中で設備を選んでいくようにしましょう。
ホームシアターの魅力やメリット、設置事例も確認!
ホームシアターの魅力は、自宅にいながら迫力の大画面、臨場感のある音響で映画や映像を楽しめることです。
DVDやブルーレイディスクを購入・レンタルしてもいいですし、最近は動画配信サービスも種類豊富なので手軽に楽しめます。
映画のほかにも音楽ライブやスポーツを見たり、大画面でのゲームやカラオケをしたりもでき、大きな声で笑ったり泣いたり、応援したりなど、周りに気兼ねなく盛り上がれますよ。
食事やお酒を楽しみながら見たり、好きなタイミングでトイレ休憩をとったりできるのもホームシアターならではです。
「FPの家」ならホームシアターを存分に楽しめる!事例もご紹介
実は、「FPの家」ではホームシアターを採用される方が多くいらっしゃいます。
その理由としては、高い住宅性能があげられます。
「FPの家」は、住宅そのものが高い気密性を有しており、開口部にも遮音性能が高い窓を必須設備として使用することを義務付けています。
遮音性・気密性が高いと外の騒音が家の中に入らないだけではなく、家の中の音が外に漏れないため、「FPの家」は、音漏れが問題になりやすいホームシアターの設置にも対応できる確かな住宅といえます。
仮に防音材などを使用する際には必要最低限の対応で済むケースも少なくありませんよ。
窓の遮音性能や気密性については、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
気密性とは?高いとどんな影響が?その構造や必要性を詳しくチェック!
では、そんな「FPの家」でホームシアターを楽しんでいるご家族の声をご紹介します。
小高く鎮座する存在感のある住まい
ご主人念願のホームシアター設備をリビングに設置しました。
テレビの前に大きなロールスクリーンが広がり、リビングのソファに座ってゆっくり楽しむことができる間取りです。
様々な工夫で「楽」に過ごせる機能的な家
主寝室にプロジェクター機能を搭載した照明機器と投影用の白い壁紙を設け、いつでも簡単にシアタールームに変身する仕様に。
夜はもちろん、日中でも遮光カーテンで光を遮り、本格的な映画館の雰囲気を楽しめます。
ホームシアターの費用は10万円程度から!設備グレードは予算と相談を
自宅にプロジェクター、スクリーン、音響などを備えて、まるでミニ映画館のように迫力のある映像を楽しめるホームシアター。
ホームシアターを設置するには、大きく分けて設備費、設定費、工事費の3つの費用がかかり、設備のグレードや工事の内容によって費用はかなり幅が広いです。
安価なものなら10万円程度からそろえることもできますが、映像や音響のクオリティにこだわり、防音工事などを行うなら、100万〜1,000万円もの費用がかかるケースもあります。
ホームシアターを設置する際は、先に予算の上限を設定してその中で設備や工事を選んでいくようにしましょう。
また、本格的なホームシアターを設置するなら、音漏れで周りに迷惑をかけないように配慮を。
隣家に面した部屋は避ける、防音壁にする、音の響きにくい地下室に設置するなどの方法がありますよ。
新築住宅にホームシアターの導入を考えているという方は、ぜひ住宅そのものの気密性や窓などの開口部の遮音性にも注目してみてくださいね。
「FPの家」では、さまざまなライフスタイルや希望の暮らしに合わせ、ホームシアターを取り入れた間取りも提案しています。
実際に 「FPの家」にお住まいのお客様の生の声もたくさんご紹介していますので、ご興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせくださいね。