家づくりの知識

2022.04.12

ダウンフロアの魅力やメリット・デメリットを解説!事例もご紹介

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床を一段下げて、高さで緩やかに空間を仕切る「ダウンフロア」。

フラットフロアや床を一段上げる小上がりなどとは、また違った特徴や魅力があります。

 

今回のコラムではダウンフロアの魅力をご紹介!

メリット・デメリット、「FPの家」での施工事例などもお伝えしますので、ダウンフロアの魅力を知って、ぜひ検討してみてくださいね。

 

 

ダウンフロアとは?魅力やメリットを確認!

ダウンフロアとは、リビングやキッチンで床を一段下げたスペースのことです。

床を一段上げる「小上がり和室」とは逆バージョンですが、高さを変えることで緩やかに空間を仕切るという考え方は同じです。

 

段差の高さには特に決まりはありませんが、リビングでは30cmほど、キッチンでは15~20cmほど下げることが多いです。

 

ダウンフロアを採用したリビングは「サンクンリビング」や「ピットリビング」などとも呼ばれます。

サンクンは「一段下がった、沈んだ」、ピットは「くぼみ、穴」といった意味を持ちます。

 

そんなダウンフロアには、大きく3つのメリットがあります。

 

空間をおしゃれに、広く感じさせる

空間を間仕切りではなく高さで緩やかに仕切るので、スペースを仕切りつつも開放感はそのまま。

床を下げることで目線が下がり、天井も高くなるので、さらに広さが際立って感じるでしょう。

 

床に座るスタイルのリビングでも、ダウンフロアを取り入れることで、ほかにはないモダンでおしゃれな空間に仕上げられます。

 

床を下げることで「おこもり感」のあるくつろぎ空間になる

高さで空間を仕切るのは小上がり和室やステップフロアなどと同じ考え方ですが、ダウンフロアは下げるスタイル。

 

段差部分に囲まれることで生まれる、まるで秘密基地や秘密のスペースのようなワクワク感やちょっとした「おこもり感」が魅力です。

家族がくつろぐリビングにぴったりのスペースになるでしょう。

 

段差や段差部分を活用できる

段差部分をベンチにして座ることもできますし、収納スペースとして活用するケースも多いです。

 

また、キッチンにダウンフロアを設け、キッチンカウンターをキッチン側からはカウンター、ダイニングからはイスに座ってダイニングテーブルとするようなアイデアもありますよ。

 

2つの空間を1つにつなげる仕掛けとしても活用できるのです。

 

 

ダウンフロアのデメリットや注意点も知ろう

おしゃれですてきなダウンフロアですが、メリットだけではなくデメリットや注意点についても知っておきましょう。

 

段差につまずく心配がある

小さい子どもや高齢者がいる家庭は、段差につまずいたり転落したりしないように注意を。

段差を少なくする、角は面取りして丸みを付けるなどの工夫を考えてみましょう。

 

バリアフリーではないので、車いすの利用者がいる家庭などでは不向きです。

 

家具の配置や掃除がしにくい

ソファやテーブルといった大きな家具は段差をまたがないように配置せねばならず、大きさや配置に制限が出てしまいます。

「定期的に模様替えも楽しみたい!」という方にとっては、模様替えのバリエーションが少なくなってしまうので、その点はデメリットに感じやすいかもしれません。

 

掃除をする際は、掃除機を上げ下げする必要があり負担に感じてしまうことも。

最近人気のあるロボット掃除機も、段差がある部分では使えない点、注意が必要です。

 

寒い可能性がある

床が下がっている分基礎に近いため、場合によっては基礎から冷気が伝わって寒さを感じる可能性があります。

ダウンフロアを採用する際は、床の断熱方法や使用する断熱材もきちんと検討しましょう。

 

「FPの家」では、床には断熱性に優れた「FP床パネル」を採用し、床からの冷気をしっかりシャットアウト。

床の冷たさを感じにくく、年中裸足でも快適というお声も多いです。

 

ダウンフロアは、必要性や活用方法をしっかり考えてから設置することが大切。

自分たちの家族構成やライフスタイルに合っているかなどを、ぜひ家族で相談してみましょう。

 

 

「FPの家」のダウンフロアのある住まい事例をご紹介!

「FPの家」でダウンフロアのある家を新築したお客様の事例をご紹介します。

 

人が憩う “ダウンフロアリビング” がある住まい

賃貸住まいの頃から友人が集まる機会が多かったため、新築では「人が集まっても窮屈に感じず、団らんできる空間づくり」を最重要視していたそう。

そのため新築の「FPの家」では、家族や友人が自然に集まってくつろげる“ダウンフロアリビング”を採用しました。

 

リビングの床を掘り下げて2段のステップを設け、ステップはベンチとしてはもちろん、収納としても使えるようにもなっています。

 

ステップの側面細部までFPパネルを入れ、ダウンフロア部分の断熱性もしっかり確保。

集まった友人たちからも「居心地が良い」と、とても好評だそうですよ!

 

建築家が建てた平屋住宅

設計士である奥さまがイチから設計して建てた「FPの家」です。

 

「平屋」「庭とつながるリビング」という希望を中心に、できるだけ間仕切りや廊下をつくらずにリビングの周りに必要な空間を配置する設計になっています。

 

間仕切りをなくして広さを感じる空間にしつつ、リビングの床を一段下げてダウンフロアを採用することで、独立したスペースになるように工夫がされています。

床を下げたことで天井高が確保され、さらに広さを感じられるリビングに仕上がっています。

 

 

ダウンフロアのメリット・デメリットを知って検討を

ダウンフロアとは床を一段下げたスペースのことで、高さによって空間を緩やかに仕切る役割を持ちます。

 

主にキッチンやリビングで採用され、間仕切りを設けないことで空間を広く、床を下げることで目線を下げて天井を高くし、広々とした空間づくりが可能です。

段差で囲まれることでちょっとした「おこもり感」のあるくつろぎスペースになり、段差をベンチや収納として活用できるのもメリットですね。

 

一方、段差があるのはバリアフリーの観点からは外れ、家具の配置や掃除がしづらいこと、基礎に近い分寒さを感じる可能性があることがデメリットとして挙げられやすいです。

 

ダウンフロアの必要性や活用方法を家族で話し合ってみて、ライフスタイルにマッチしているのであれば、ぜひ採用も検討してみてくださいね!

 

快適で住み良い家を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!

 

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