家づくりの知識

2023.02.09

子ども部屋を1階にするメリット・デメリットを知ろう!

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戸建ての場合、子ども部屋は2階につくるケースが多いと思いますが、実は必ずしも2階にすべきとは限りません。

子ども部屋を含め、各家庭のライフスタイルによって最適な間取りプランはさまざまです。

 

そこで今回のコラムでは、子ども部屋を1階にするメリットとデメリットをご紹介します。

子ども部屋を1階に配置する間取りプランもぜひ選択肢に加えてみましょう。

 

「FPの家」で子ども部屋を1階につくった事例もご紹介します。

 

子ども部屋を1階にするメリットを確認!

子ども部屋は戸建ての2階に配置されるイメージが大きいですが、1階にする間取りにもこんなメリットがありますよ!

 

【メリット1】親の目が届きやすい

子ども部屋を1階にするとなると、リビングからつながる部屋や廊下を挟んだ部屋などに子ども部屋とするケースが多くなります。

普段親が1階で活動しているスペースに近いため、子ども部屋に親の目が届きやすいというメリットがあります。

 

子どもが小さいうちはキッチンやリビングで家事をしながら子どもの様子が見やすいですし、気配を感じやすいので「自室にこもって何をしているか分からない」という心配も少ないです。

 

リビングと子ども部屋が近いため、声が聞こえやすくコミュニケーションもとりやすいでしょう。

 

【メリット2】リビングが散らかりにくい

1階にある生活の中心であるリビングから子ども部屋が近くなるため、リビングで使った子どもの荷物を子ども部屋へ運びやすく、リビングが散らかるのを防ぐことができます。

子ども部屋が2階にあって、階段を上って荷物を運ばないといけないとなると、子どもの荷物がリビングに放置されてしまう可能性がありますよ。

 

【メリット3】部屋を活用しやすい

子どもが小さくてまだ個室を必要としていない時期や、逆に成長して家を出たあとなどに、1階にある子ども部屋なら活用しやすいです。

趣味の部屋にしたり、客間にしたり、引戸でリビングとつながる部屋なら戸を開け放してリビングを広い空間にすることもできるでしょう。

 

老後に階段の上り下りがつらくなったりした場合も、1階で子どもが使っていた部屋を寝室として使うことができます。

 

【メリット4】リビング環境を重視できる

子ども部屋を1階にする代わりに、リビングを2階にするという間取りプランもありますよ。

リビングは、家族が最も長く一緒に過ごす場所ですから、リビングの環境を重視したいというご家族も多いでしょう。

 

2階に配置したリビングは、1階に配置したリビングに比べ日当たりや開放感を得やすくなります。

窓を大きくとっても道路からの視線が届きづらく、プライバシーも確保しやすいです。

また、2階に広い空間をもってくることで構造的にも安定しやすいというメリットもありますよ。

 

詳しくはこちらのコラムでもご紹介していますので、ご覧ください。

2階リビングのメリット・デメリットとは?必要な対策も解説!

 

「FPの家」でも、子ども部屋を1階に、リビングを2階に配置した事例があります。

豊かな自然素材が溢れる住まい

角地に建つ家で、プライバシーを確保するためにリビングを2階に配置する間取りを採用。

家族それぞれの個のスペースを1階に配置しました。

 

そうすることで、道路からの視線が気になりづらい広く明るいリビングを確保しつつ、平等に子ども部屋と、主寝室を配置することができています。

 

お風呂やダイニングは2階にあるため、個のスペースを大切にしながらも、家族がリビングに集まり、コミュニケーションを取りやすい間取りです。

 

 

子ども部屋を1階にするデメリットは?

続いて、子ども部屋を1階に配置するデメリットも確認しておきましょう。

 

【デメリット1】1階のスペースを圧迫する

1階に部屋が増える分、同じく1階のリビングやダイニング、キッチン、収納などのスペースが圧迫され、コンパクトになってしまう可能性があります。

リビングやダイニングなどを2階に配置する、廊下をなくすなど、配置や間取りの工夫を考えてみましょう。

 

1階に配置した子ども部屋をあえて狭くして、子どもが自室にこもりきりにならないようにするというアイデアもありますよ。

 

【デメリット2】リビングの音が響きやすい

1階にリビングも子ども部屋も両方配置する場合、家族が過ごすリビングに子ども部屋が近くなるので、子ども部屋にいてもリビングの音が聞こえやすいのがデメリットです。

子ども部屋で勉強中や就寝中に、テレビや話し声などが聞こえて集中できなかったり眠れなかったりしてしまう可能性があります。

 

同じ1階でも廊下を挟んだ配置にするなどの工夫が必要でしょう。

子ども部屋を1階、リビングを2階と分けることでも改善できます。

 

【デメリット3】プライベートスペースになりにくい

思春期の子どもにとって子ども部屋は、プライベートスペースとして1人きりになれる空間です。

 

1階にあってリビングの家族の気配が感じやすくコミュニケーションがとりやすいということは、その反面、プライベートスペースとして1人の時間を過ごすのには少し不向きといえます。

こちらも気配が伝わりすぎないよう、廊下を挟む、リビングは2階にして子ども部屋と離すなど、配置を工夫すると良いでしょう。

 

 

子ども部屋が2階にあるメリット・デメリットも

子ども部屋を2階に配置するメリット・デメリット、1階に配置した場合のメリット・デメリットと表裏一体です。

こちらもあらためて確認しておきましょう。

 

【メリット】

  • 1階を広く使える
  • リビングの音が子ども部屋に響きにくい
  • 子どものプライバシーを確保しやすい

 

【デメリット】

  • 子ども部屋に目が届きにくい
  • 荷物を運ぶのが面倒なのでリビングが散らかりがち
  • 子どもが使わない時期はスペースがもったいない

 

子ども部屋を2階にするか1階にするかは、固定観念にとらわれず、ライフスタイルに合わせて考えましょう。

現在の状況はもちろん、将来、家族の人数やライフスタイルが変わることも踏まえて検討してみてくださいね。

 

 

子ども部屋を1階にするメリット・デメリットを知って選択肢に

子ども部屋の配置を含めた戸建ての間取りは、各家庭のライフスタイルによってさまざまです。

 

子ども部屋を1階に配置すると、①親の目が届きやすい ②リビングが散らかりにくい ③部屋を活用しやすい ④リビング環境を重視できる、というメリットがあります。

一方で、デメリットには、①1階のスペースを圧迫する ②リビングの音が響きやすい ③プライベートスペースになりにくい、などがあるでしょう。

 

「子ども部屋は階段を上がった2階」というイメージが強いかもしれませんが、固定概念を捨てて最適な間取りを考えてみてくださいね。

 

快適で住み良い家を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

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