家づくりの知識

2022.01.07

吹き抜けで後悔しないために!対策やメリットをチェックしよう!

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2階の床を部分的に抜いて1階とつなげることで、天井が高く開放感が生まれる「吹き抜け」のある間取りは人気が根強いプランのひとつです。

 

しかし、「吹き抜けを作ったけど後悔している」という意見も少なからず耳にします。

 

今回のコラムでは、吹き抜けにしたことで起こりがちな後悔とそれを防ぐための対策について解説します。

吹き抜けで後悔や失敗をしないよう、メリットだけでなく、デメリットも知ったうえで検討しましょう。

リビング・吹き抜け

 

 

吹き抜けにして後悔しがちなポイントとは?

吹き抜けは、リビングや玄関ホールなどに取り入れることが多い間取りです。

吹き抜けでよく耳にする後悔について4つご紹介します。

 

1階が寒く、光熱費がかさむ

空気は温度が高い方から低い方へと流れる性質があります。

そのため、断熱性や気密性が低い家の場合、暖かい空気が上に流れてしまい、逆に吹き抜けの天窓などで冷やされた冷気が下がってきて1階の足元にたまり、寒くなってしまうケースがあります。

 

空間が広いことも相まって、冷暖房効率が下がり光熱費がかさんでしまうケースもあります。

 

メンテナンスが大変

吹き抜け上部に取り付けた照明の交換、天窓があればその掃除など、高所のメンテナンスは思っている以上に大変。

 

はしごを使った高所の作業は転落の危険もありますし、専門の業者へ依頼すると費用がかかってしまいます。

 

音やにおいが伝わりやすい

吹き抜けを通じて1階と2階の空間がつながっている間取りの場合、換気や防音対策がしっかりとされていないと、1階のテレビの音といった生活音やキッチンで調理する際のにおいなどが2階へ影響することも。

 

逆に、2階の生活音や話し声などが1階へ伝わりやすくなります。

 

家族のコミュニケーションがとりやすいという側面もありますが、プライバシーが守られにくかったり、生活音やにおいが気になってしまったりすることもあるでしょう。

 

日当たりが良すぎる

吹き抜けに設置した天窓から日光が入りすぎてしまうと、夏は暑い、直射日光が眩しいというケースがあります。

日が直接当たる場所の家具や床などが日焼けしてしまう心配もあるでしょう。

 

 

吹き抜けで後悔しないために知っておきたいこと

吹き抜けが寒い原因の多くは「吹き抜けだから」ではなく、住宅の断熱性や気密性が十分でないからです。

断熱性・気密性をしっかり確保した住宅にすれば、室内の保温能力も上がり、吹き抜けがあっても冬の寒さを十分に抑えられます!

 

天井や壁に高性能の断熱材をしっかり導入し、天窓のガラスを断熱性の高いものなどにするといった方法があります。

 

「FPの家」では、「FPウレタン断熱パネル」という断熱性・気密性に優れた独自の断熱材を採用。

廊下や脱衣所、居室間の温度ムラが軽減するうえに、上下(1階・2階)の温度差を小さく抑えることも可能となり、吹き抜けのある間取りでも寒さを感じないと好評です。

 

吹き抜けのある間取りを検討する際は、ぜひ断熱材を始めとした住宅性能にもこだわってみましょう。

 

吹き抜けではよく天井にシーリングファンを設置していますが、これも空気を攪拌(かくはん)して暖かい空気を足元へ送り、室内の温度差をなくす工夫のひとつ。

室内の温度差がなくなれば冷暖房効率もアップし、光熱費の削減にもつながります。

 

温風を送るエアコンでは、先述の理由からどうしても暖かい空気が上に移動しがちです。

赤外線で壁や床を直接暖めるふく射式の暖房や、「FPの家」のユーザーさんが採用するのは稀ですが、足元から暖めて体感温度を上げる床暖房などの利用を視野に入れるものひとつかもしれません。

 

音やにおいの伝わり方、日差しの入り方は、間取りや天窓の位置などを工夫することで調整を。

寝室は吹き抜けから離す、天窓には遠隔操作可能なシェードをつける、寿命の長いLED照明を採用するなどの方法もあります。

 

心配な点はハウスメーカーや工務店に事前に相談をすると、解決方法を提案してくれるでしょう。

 

 

吹き抜けのある家のメリットも知ろう!

シーリングファン

吹き抜けのある家は、天井が高くオシャレな雰囲気が魅力。

天井が高いと空間に開放感が生まれ、部屋が広く見えるのもうれしいポイントです。

 

1階と2階がつながって空間が広くなるので、風通しや日当たりが良いこともメリット。

リビングの天井が吹き抜けなら、天窓を設ければ差し込む光がリビングにまで届き、明るく温かいリビングになるでしょう。

 

吹き抜けのある家は、2階にいる家族に1階から声をかけやすいので、コミュニケーションがとりやすく、家族を身近に感じることができます。

1階と2階で分かれて過ごしていても、お互いの気配を感じながら暮らすことができますよ!

 

吹き抜けのある「FPの家」に住むご家族の声をご紹介

吹き抜けのある「FPの家」を新築されたお客様の事例をご紹介します。

 

寒さを感じない吹き抜けリビングのある家

リビングの吹き抜けはご夫婦の要望でした。

「吹き抜けがあると冬は寒い」と言われることもありますが、「「FPの家」は天井も壁もしっかり断熱を施しているので大丈夫」と聞いて決断。

 

完成した吹き抜けのあるリビングは、訪れる人から「ずいぶんと広いね!」と言われるほどの開放感のある空間となりました。

 

以前のお住まいでは、冬は朝起きるとすぐに暖房をつけていたそうですが、今では寒さを感じることもほぼなく、冬もエアコンはほとんど使わずに蓄熱暖房機だけになったそう。

リビングからキッチンの奥まで暖かく、薄着で過ごせるほど快適だそうです。

 

 

吹き抜けのある家で後悔しない! 対策を知って快適に暮らそう

デザイン性が高く、部屋が広く見える吹き抜けは人気の間取りですが、「1階が寒く、光熱費がかさむ」「メンテナンスが大変」「音やにおいが伝わりやすい」「天窓からの日差しが眩しい」といった後悔を感じている方も。

 

吹き抜けで寒く感じる原因の多くは、住宅の断熱性・気密性が十分でないからです。

 

壁や天井に高性能の断熱材をしっかり入れ、天窓には断熱性の高い窓ガラスを採用するなど、高い住宅性能を担保できる家づくりをすれば、冬の寒さは解消することがほとんど。

家の温度差がなくなり保温性が高くなれば、冷暖房効率もアップして光熱費も抑えられるでしょう。

 

せっかく理想の家づくりをするなら、不安や心配を事前にしっかり相談して、デメリットを解消する対策や工夫を盛り込んでいきましょう。

 

快適で住み良い家を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!

 

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