家づくりの知識

2021.12.27

オール電化のメリット・デメリットは?特徴や電気代を安くする方法も

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オール電化は家庭内の熱源すべてを電気とする仕組み。

新築時にオール電化を検討するかもたくさんいらっしゃいますよ。

 

今回のコラムでは、オール電化の特徴やメリット・デメリットを改めて解説します。

 

「オール電化って光熱費は安くなるの?」

「オール電化はどんなメリットがあるの? 不便なことはない?」

 

そんな疑問を持っている方はぜひご覧ください。

光熱費イメージ

 

 

オール電化住宅の特徴とは? どんな住宅設備を使っている?

オール電化住宅とは、家庭のキッチン、給湯、暖房などの熱源をすべて電気で賄う住宅です。

ガスや灯油といった熱源は使用しません。

 

一般的なオール電化住宅では、キッチンではガスコンロではなく、電気で発熱させるIHクッキングヒーター、給湯はガス・灯油ボイラーではなくエコキュートや電気温水器、暖房は床暖房や蓄熱ヒーター、エアコンなどの電気住宅設備を使用します。

 

また、オール電化では、さまざまなオール電化住宅向けの電気料金プランがあることもポイントです。

 

日中にあまり電気を使わない場合は、夜間の電気代が安いプランを契約するのがおすすめ。

電気代の安い夜間にお湯を沸かしたり蓄熱したりしておいて、日中の給湯や暖房に活用するという使い方がメインとなり、光熱費が抑えられます。

 

 

オール電化のメリットを知ろう

オール電化のメリットを4つご紹介します。

 

【メリット1】給湯・暖房にかかる光熱費を抑えられる可能性がある

オール電化向けの電気料金プランは、 深夜電力は安い傾向にあります。

 

先ほどもご紹介した通り、日中にあまり電気を使わない場合は、夜間の電気代が安いプランの契約を検討してみましょう。(各電力会社によってプランの内容は異なります。)

家庭の光熱費の中でも大きな割合をしめる給湯・暖房を、電気代の安い夜間に行うことで光熱費を削減できる可能性があります。

 

また、一般的な住宅では、電気とガスそれぞれの基本料金を払う必要がありますが、オール電化住宅はガスや灯油を使用しないので、電気以外の基本料金がかかることもありません。

 

さらに、2016年からは電力の小売自由化により、家庭や商店などにおいても、さまざまな電力会社・プランの中から自分に合ったものを選べるようになりました。

ご自分の家庭のライフスタイルに合ったプランを比較・検討して、電気料金を節約できるようになったこともメリットです。

 

【メリット2】火に関わる事故のリスクが減る

オール電化住宅では、熱源として家庭内で火を使うことがなくなるので、火に関わる事故やケガのリスクが減るのもメリットのひとつ。

 

ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険性や、ガスコンロや灯油ストーブからの引火、消し忘れなどによる火災の心配もありません。

IHクッキングヒーターも、やけどや引火の危険が全くないわけではありませんが、直接炎を扱うよりはリスクを下げることができるでしょう。

 

事故のリスクが少ないので、小さなお子さんや介護が必要な高齢のご家族がいる家庭でも安心して生活ができますね。

 

【メリット3】災害時に貯水タンクの水を使える

電気温水器やエコキュートの貯水タンクにお湯が残っていれば、災害時に停電や断水があっても、タンクからお湯を取り出して使用できます。

飲用水にはなりませんので、生活用水として使ってくださいね。

 

また、災害でライフラインが止まってしまったときも、ガスと比較して電気の方が早く復旧する傾向があるとされています。

 

【メリット4】IHクッキングヒーターの掃除が楽

IHクッキングヒーターはガスコンロと比べて、五徳などの凹凸が少ないので掃除が楽なのもメリットですね。

凹凸のある部品を分解したりすることなく、布巾でさっと拭き掃除ができます。

 

オール電化のデメリットは?

つづいて、オール電化のデメリットについても3つ紹介します。

 

【デメリット1】停電時にはすべての設備が使えなくなる

オール電化は、熱源が電気だけですので、停電時には給湯、暖房、IHクッキングヒーターが使えなくなってしまいます。

とくに冬は、暖房が使えなくなってしまうと困りますよね。

 

万が一に備えて、カセットガスファンヒーターやカセットコンロを備えておくと安心です。

 

メリットでもお話しましたが、電気温水器やエコキュートの貯水タンクにお湯が残っていれば、生活用水としてお湯を使える場合もありますよ。

 

【デメリット2】昼間の電気代が割高

オール電化の契約する電気プランは、夜間の電気代が安い代わりに、昼間の電気代は割高の設定になっていることも。

 

昼間に暖房をよく使う、給湯をたくさん使って昼間に追加で湯沸かしが必要になる生活スタイルの場合、かえって光熱費が高くなってしまう可能性があるので、よく検討してからにしましょう。

家族が多くてお湯をたくさん使う家庭、冬に一日中暖房が必要な寒冷地家庭などは要注意です。

 

【デメリット3】初期費用が高額

電気温水器やエコキュート、蓄熱暖房機、IHクッキングヒーターなどの電気住宅設備は、ガスや灯油の設備と比較して設備購入・設置工事などの初期費用が高くなりがちです。

 

ただし、光熱費の削減につながるケースも多いので、ランニングコストも含めてトータルで費用を考えて検討してみると良いですね。

 

 

オール電化住宅の電気代を安くする方法

家計簿

オール電化のポイントは、夜間の電気代が安いこと。

そのため、電気の使用をできるだけ夜間の時間帯に行うようにするのがおすすめです。

 

朝食の炊飯、洗濯乾燥、食器洗浄など稼働時間をタイマー設定できるもの、充電機器なども夜間に稼働するようにぜひ工夫してみてくださいね。

 

また、電気代がたくさんかかるのはやはり給湯。

家族のライフスタイルに合わせて湯沸かしの量や温度を設定し、無駄のないように調節しましょう。

日中にお湯切れを起こしてしまうと、電気代の高い昼の時間帯に炊き増しをすることになり、光熱費の負担増につながってしまいます。

 

もし新築でのオール電化を検討しているなら、断熱性・気密性の高い家を建てることも、オール電化住宅の電気代を抑える効果がありますよ。

 

「FPの家」は、独自に開発したウレタンパネルを断熱材として採用しており、その断熱性能を示す「熱伝導率」は断熱材としては最高値レベルです!

 

また、「FPの家」は、まるで魔法瓶のような構造をした住まいで、夏涼しく・冬暖かく、暖房効率がとても良いので、光熱費を大幅に削減できるだけでなく、オール電化との相性もばっちりです。

 

太陽光発電システムを併用することで、光熱費のトータルコストをさらに削減できますよ。

 

オール電化の「FPの家」を新築したご家族の声をご紹介

オール電化の「FPの家」を新築されたお客様の事例をご紹介します。

 

シンプルで利便性に優れた住まい

 

オール電化を採用した「FPの家」を新築されたご家族。

 

オール電化にも関わらず、以前住まれていたアパートよりも電気代が抑えられているといいます。

エアコンを使用する夏の時期では、1,000円〜2,000円程度も電気代が抑えられているよう。

 

また、オール電化にしたことにより、前のお住まいでかかっていたガス代は丸々浮くことになり、暖房を使う冬期間にかかっていたガス代、約10,000円が節約できているそうです。

 

オール電化の採用で光熱費の節約に成功し、「FPの家」の高い断熱性・気密性で、家の中の寒暖差も感じないと、満足されているお話しを聞かせてくださいました。

 

 

オール電化のメリット・デメリットを知ってぜひ検討を

オール電化住宅とは、家庭のキッチン・給湯・暖房の熱源を、電気だけで賄う住宅です。

 

夜間の電気代が安いプランを契約し、夜間にお湯を沸かしたり蓄熱したりすることで、給湯・暖房にかかる光熱費を抑えられるのがメリット。

キッチンや暖房でも火を使わないので、火災や一酸化炭素中毒などのリスクも少ないです。

 

ただし、夜間の電気代が安い分、昼間の電気代が割高になる場合もあるため、昼に給湯・暖房をたくさん使用する家庭ではかえって光熱費が高くなる可能性があるので注意しましょう。

 

オール電化で光熱費を抑えるためには、できるだけ電気代の安い夜間に電気を使うように工夫を。

新築するなら、住宅性能の高い家を建てることも、オール電化の光熱費削減の大きなポイントになりますよ。

 

快適で住み良い家を建てるなら、お気軽に最寄りの「FPの家」加盟店にお気軽にお問い合わせください。

後悔のない家づくりのために、不安や疑問に分かりやすくお答えします!

 

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